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鉄の歴史村フォーラム2018のご報告

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12月9日に開催しました鉄の歴史村フォーラム「鍛冶 革新は連鎖する」。当日は雪の中64名のみなさまにご参加いただきまして、誠にありがとうございました。今年度はシリーズ「たたら製鉄の新地平」の第2章として、日本の伝統的製鉄加工技術である鍛冶の技術革新に焦点をあて、東京藝術大学名誉教授・北田正弘先生と北海道武蔵女子短期大学・齋藤貴之先生をお招きし、ご講演いただきました。

 

まず、北田先生より「たたらの精華 "日本刀のはなし"~砂鉄から刀まで~」と題し、日本刀にまつわるさまざまな話から、原材料の砂鉄から鉄ができる様子を「顕微鏡の世界」をまじえながらお話しいただきました。金属組織がこれほど美しいとは驚きました。殊、奥出雲地方の山砂鉄と川砂鉄の組織の違い、またたたらの中で鉄が還元され生成されるのか、博物館事業の職員にとっても写真でひとつひとつ見ることができ、大変勉強になりました。

つづいて、齋藤先生より「鍛冶屋の生存戦略~人とものをつなぐ鍛冶屋~」と題して、日本各地の鍛冶屋、特に北海道の鍛冶職人にフォーカスし、職人の生存戦略についてお話しいただきました。現代の鍛冶屋は地域からの新たな需要に応えるために、自らが新たな技術を学びながら兼業し継続していること、そして鍛冶屋は他の生業の人たちが使用する道具を身体の一部と捉え、人と道具を繋いで利用者の身体とか能力を拡張する「接触媒体としての役割を担ってきた」ということなど、鍛冶屋に限らず私たちの仕事ついても換言できる内容でした。

そして先生などの講演後、山陰を中心に活動するアイドルグループjubilee jubileeによるミニ・ライブ!雲南市の花であるさくらをイメージさせる「さくらcelebrate」他3曲披露していただきました。最後に恒例のディスカッション「革新は連鎖する」では、先生方や会場のみなさんが日常生活で使用している包丁、日本各地の名鍛冶屋さん、常民学について、そして雲南市のたたら事業に関する動向などなど多くの意見が飛び交い盛会となりました。来年はシリーズの最終章となります。今後もご期待ください。

 

 

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