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第三回TATARA部「なになに?TATARA研究会」 2019.5.12 八日市交流センター

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5月12日日曜日、13時より雲南市木次町八日市交流センターにて研究会をおこないました。

まず、倉内勝氏から「吉田地区における鉄穴流しの実態について」。たたら製鉄に付随する鉄穴流しについて、吉田地区は岩盤が多く、赤目砂鉄質であることから、いかに他地域と比べ特徴的であり、その遺構が見事に現存しているか、地図を用いて紹介されました。後半は、江戸初期における吉田地区のたたら製鉄経営の変遷にも触れ、中近世移行期に経営母体がどのように変化し、鉄師が誕生していくのか発表されました。

つづいて、里山管理研究会「タケヤブヤケタ」。かつてこの地域でおこなわれた焼畑が、里山再生においていかに重要かということ、また焼畑イベントの実績なども紹介されました。藩政期の史料には、S地区で焼畑をおこない火事を起こしたことから、田部家へ謝罪をした様子なども触れられていました。

この発表に関連して、島根大学名誉教授・小池浩一郎先生から「里山保全の唯一最強のやり方は?」。里山は木々がモザイク状になっていることが理想的で、過疎化高齢化による現代の里山は非常に問題を抱えているということ、そしてその最善の解決策は「焼いちゃう」すなわち焼畑であるという内容です。

焼畑イベントは、ぜひとも子どもたちや企業、行政と一体となってやってみたいものです。

美味しい料理で宴もできます。

 

最後に弊財団小原よりたたらの神様が登場する「金屋子舞考」、当地方の神楽演目の話です。近代になり岩戸舞の前段として創作された「金屋子の舞」。現在では飯南町赤来神楽団のみで演じられています。その創作時期を当地方の神楽本から推測し、昭和30年代には改変されたことなどを発表しました。

 

次回の研究会は7月14日日曜日、雲南市掛合町塩ヶ平温泉・まめなかセンターで13時より開催します。発表者は稲村秀介氏(庄原市教育委員会)、小池浩一郎氏(島根大学名誉教授)、鳥谷智文氏(松江高専教授、弊財団理事、五十音順)です。ぜひお越しください。

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